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ゴーヤ

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  暑いのもここ2,3日で来週から秋の天気になる・・・とテレビの気象解説でやっていた。我が家のグリーンカーテンもすっかり出来上がって、ゴーヤも沢山成った。

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 今年は生で食べても苦くないからサラダでどうぞと書かれて居た野菜ゴーヤ1株、普通のゴーヤ2株、そして去年採った実からやっと芽をだしたゴーヤ2株が育って、実を付けてくれた。

 8月に入りスーパで1本98円の大きなゴーヤを見かけると、今まで収穫したゴーヤを全部足しても1本分に満たないなあ・・・とがっかりすることもあった。しかし、ゴーヤの佃煮が中々だった。先ずゴーヤを長手方向に半分に切って割り、種とワタを取って1~3mm幅で切って、湯掻いてから冷水で洗って、水を絞ってフライパンで醤油、砂糖、酢、みりんを入れて煮詰めると出来上がる。
 出来立てはちょっと苦かった、もっと長く湯がけば?塩で揉み込んでから湯がけば良かった・・・とも思ったが、何時の間にか、そんな苦味は無くなって(感じなくなったのかも知れない?)、お茶漬けにもぴったりで我が家の主要?なおかずにもなって居る。

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 そしてこのお盆中に、もう一つの食べ方を知った。もうちょっと置いておけばもっと大きくなる・・・と欲張ると、あっと言う間に実が黄色くなり食べ損なって仕舞う・・・と言うのが去年までのパターンだった。処がこんな風に熟れた実を冷蔵庫で冷やして、この赤い実をスプーンで取って食べると、ほのかな甘味があって、暑さの中で食べると中々美味い。去年まではこの赤くベトベトを水で洗い落として種に採ったものだが、冷たくて美味い美味いと我が口の中で舐めとって種を採るとは何と合理的かと感動ものだった。

 更に、オレンジ色になった革の部分もそのまま細長く刻んでマヨネーズを掛けて食べると、少し苦味はあるが、これも中々のものだった。こんな食べ方があったとは、これから成るゴーヤは全て黄色く熟れるのを待とうか・・・と思う様にもなって居る。

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 ヘチマもこれ位小さい内に見逃さずに採ってやり、皮を剥いてから半分に切って割いて、お湯で5分位で煮込んでから冷水に入れて揉んでやると、出来かけの種が取れ、蕎麦、ソウメン用の付け汁に摺ったショウガも一緒に入れて付けて冷蔵庫に入れて置くと、冷たくてこれも中々美味い。
 又、去年の台北の青葉で食べたヘチマの台湾料理も食べたいと、今年は畑にも余った苗を持って行って植えたのだが、時期を逸すると繊維質が固くなってタワシにしか使えない・・・。
 
 そして、コロタンなるマスクメロンもグリーンカーテンの中に1株混ぜて見たのだが、お盆を過ぎて葉が全て落ちて仕舞った。このまま順調に育てば食べられそうかな?と期待した2個の実は、漬物にするしかない・・・と覚悟している。この苗を買った時付いてきた解説書に鉢植えの場合は実は2個までにして残りは詰み取れとの注意書きは正しかった様だ。

 今年のグリーンカーテンは、ゴーヤ、ヘチマ、アサガオ、コロタンで作ったのだが、そんな訳でやっぱり比較的小さな葉が縦横に蔓延って、適度に食べられるゴーヤがやっぱり一番と言うことになる。畑に植えたヘチマは縦横無尽に伸びて周りの菊が咲かなくなって仕舞うと母が心配し、来年は畑もゴーヤにしようと釘をさされて仕舞った。
 来年こそは、izumiさんに教わった苗のつくり方を成功させて、是非とも自家製ゴーヤ苗を沢山作って、グリーンカーテンの主役にしよう、もし失敗したら潔く苗を必要なだけ調達して、来年の今頃は黄色ゴーヤを沢山食べ様か・・・・と思って居る。
# by funnpepe | 2014-08-20 06:42 | 花・野鳥 | Comments(1)

益子のひまわり祭り

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  ひまわりが見頃だよとこの日の新聞に出て居たので、 それじゃあ行ってみようかと午後になってから出発した。益子近くになると「ひまわり祭り」の案内板が誘導してくれた、駐車場は広大では無いが会場から出て行く車と入って来る車が丁度均衡していて、誘導に従ってそれなりにスムーズに車を停めることができた。
 今思うとこの会場は何時間もここに居てねの滞在型ではなく、一通り見たら益子の街に寄って行ってね・・・と配慮されて居たのかも知れない、その点が野木町の「ひまわりフェスティバル」、上三川町の「かみのかわサンフラワー祭り」と違って居るのが面白い。

 先ずは展望台へと向かった、背の高いひまわり畑を眺めるには、展望台に上がるのが一番!と思ったからだった、しかしこの瞬間に震度5?6?の地震が来て、携帯の震予知情報があっちこっちから流れて来たらどうしよう・・・とふと頭の中を不安が過ぎったが、一面に広がったひまわり畑と畑の中で眺め楽しんで居る人達の情景をカメラに収める内に、すっかり忘れてなるべく長く眺めて居たい・・・との思いもあったから、いい加減な不安だった(不安とはいい加減なもの・・・なのかも知れない)。

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 そして次は、変わり種ひまわり畑に向かった。去年はすっかり見頃が過ぎて仕舞い、ハサミを貸してくれ、せめて残ったひまわりを切って持って行って・・・・だったが、今年は摘み取りはご遠慮下さいとの看板がしっかり出ている。そらやしょうでしょうね!やっぱり見頃に来られて良かったなあとカメラに撮って楽しんだ、これは、ルビーと言う名だよと書いてあった。

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  大雪山と言う品種は、未だ未だ先の様だったが、この一輪だけがかろうじて咲いてくれて居た。旭川大雪(ツーデウオーク)を何故か思い出し、この太陽の様なひまわりに来年はきっと行くからね・・・と言って置いた。
 会場で貰ったパンフレットによると開催期間は24日(日)迄だから、開催期間を過ぎればきっと切り取り自由かも知れない、24日の函館ツーデマーチから帰って来たら、即行ってみようか・・・と思う程、魅力的にも思える花?だった。

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 このバタークリームも切花には丁度良い、ちょっと小ぶりで色が薄みかかって可愛くて上品?な雰囲気がある。しかし会場では気付かなかったが、改めて写真を眺めて居ると、他のひまわりに比べて、咲いている方向があっちこっちにも見える。やんちゃ娘と言った処かも知れない。

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 さて一面に植えられた今年のひまわりは、所謂普通の背高ひまわりではなく、小柄のひまわりだった。お陰でひまわり畑の中に立ち止まって眺める微笑ましい情景も楽しめた。

 このひまわり祭りに来たのは3回目で、1回目は未だ咲いて居なかった、2回目の去年はほとんど咲き終わって居て、3回目の今年はやっと見頃の時期にやって来ることができたと、満足して会場を跡にした。
 そして折角来たのだから・・・と、益子の街にも寄って陶器を眺め、何故かお土産に栃木牛肉使用と銘打った冷凍餃子を買って帰宅、祭り主催者の思惑通りの行動パターンだったかも知れないがそれも善し、と思う日だった。
# by funnpepe | 2014-08-18 18:11 | 旅行・イヴェント | Comments(0)

日光戦場ヶ原を散策

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 この日は迎え盆だった、お墓にお参りして、この日の雑用を済ませてから家を出発したので、明智平に辿り着いたのは正午を過ぎていた。
 満員のロープウェイ、ロープウェイの向こうに見える第一いろは坂、溢れる観光客・・・、サイクリストも何人も見かけた、自分もそんなサイクリストになってから、どうしても道端で休んで居る人やぐんぐん坂を登る人・・・等々に目が向いて、運転して居てもガンバレヨーと思いながら追い抜くのだった。

 そして、戦場ヶ原の真ん中にある三軒茶屋で昼食を取る事にした。昔は家族でクロスカントリーにやってきて、1台千円でスキー一式を借りて遊んだ場所でもあるのだが、そんな記憶が蘇って来るのは家族の中で自分だけ?と言うのが寂しい・・・が、兎も角高原気分を満喫する。日光の街から見た男体山は雲ですっぽり隠れて居たが、やって来て見ると山頂までしっかり姿を現して居た。

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 赤沼の駐車場に車を止め、戦場ヶ原へと歩き出したのは14:00だった。ブナ林を抜け湯滝から竜頭の滝へと流れる湯川に出て、湯川沿いに湯滝方面へと向かった。

 ちょうどホザキシモツケがあっちこっちで咲いていて、他に目立った花は無かったから、ホサキシモツケ、ホサキシモツケ・・・と唱えて居る内に、花の名はすっかり頭にこびりついて居た。

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 広い木道が整備されて居て、とても歩きやすい。この日はハイカー、ウオーカーではなく、散策?でやって来たのだが、そんな人達とコンニチワーと声を掛け合いながらひっきりなしにすれ違う。大きな三脚を担いだカメラマン、バードウオッチャーも結構見かけた。天然クラーの中で皆其々の夏休み?を楽しんで居る・・・と行った処かも知れない。

 男体山2484m、大真名子山2375m、子真名子山2322mが奥に順よく並んで居る戦場ヶ原の風景を眺めるのも久し振りだった、この戦場ヶ原と言う名の由来は、下野国(栃木県)の二荒神(男体山)と上野国(群馬県)の赤城神(赤城山)が、大蛇と大ムカデに姿を変えて戦ったと言う伝説に寄るものと案内板にも書いてあったが、wikipediaに更に面白い事が書いてあった。

 この伝説の基にあったのは、下野国(シモツケノクニ)と上野国(カミツケノクニ)は古事記・日本書紀が書かれる以前は毛野国(ケヌの国)に纏まって文化圏を成して居たが、2つに分かれて戦ったことに由来すると言うものだった。
 当時の日本は北の方から、毛野文化圏、美濃・尾張文化圏、大和文化圏、吉備文化圏、出雲文化圏、筑紫文化圏、日向文化圏があったのだそうだ。奥日光戦場ヶ原の名がそんな文化圏内の争い事に由来しているとは、案外と秘境では無かったことになる?のが面白い。

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 やがて小田代原方面の視界が開け、ここでもホサキシモツケが一面に咲いていた、この奥に皇海山、赤城山がある筈なのだが赤城山は兎も角も皇海山(何時か登ってみたいと思っているが果たせない・・・・)は見えなかった。

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 そして、湯滝が微かに見える展望台で、タイムオーバで引き返す事にした、14:30だった。本当は小田代原から来るルートと合流する泉門池(いずみやどいけ)迄行きたかったが、その半分迄位しか行けなかった。お昼近くなってから出てきたのだからそんな処だった。

 湯滝の奥の白根山は雲に隠れて見えなかったが、男体山、大真名子山、子真名子山、山王帽子山、太郎山と山心を掻き立てる名前に久し振りに出会えたのも良かった、偶には早起きして高原ウオークにここまでやって来れば、きっとおにぎりも美味いこと間違いなしと改めて思った。

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 ホサキシモツケの花が映えて見えたのは湯川、倒木も湯川、そして釣り人も・・・湯川の風情も良かった。案内板には、「釣りの期間は5/1~9/30、釣れる魚はカワマス、ヒメマス、ホンマス、明治35年カワマスの卵が放流され外国要人の避暑地として釣りが行われて居た」と書いてあった。こんな雰囲気に包まれて居ればきっと釣れなくとも癒されるかも?未だ魚を釣り上げて居る処を見た事はないが、そんな風に思える。

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 赤沼の駐車場に戻ったのは、15:00を過ぎて居た、中善寺湖畔のお土産屋さんに寄って、17:30には帰宅できたから手軽な家族旅?でもあった。

 しかし早朝5時頃出発していれば、赤沼→小田代原→泉宿池→湯滝と戦場ヶ原を堪能できる・・・・、それとも夜は赤沼に泊まって夜が明けると同時に歩き出せば、早朝の小田代原、戦場ヶ原のあの凛とした静けさを感じられる?とアイディアだけが一人歩きして行く・・・・のが、今回一番大きな収穫だったかも知れない。

 
# by funnpepe | 2014-08-15 18:00 | ウオーキング | Comments(0)

あさがお

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 果たして朝顔が何れ位咲いたかな?と起きてひと通り眺めるのが、この処朝の日課になって居る。何しろこの花を楽しむのは早朝が一番良いのだから、未だ辺りには誰も居ないのでパジャマのままで往来に出て、まず花を眺め、そして新しく出て来た蔓を見つけると詰んでやり、萎んだ花も取り除く、そして今朝は今年一番の咲きだった。

 7月初旬、入谷鬼子母神の朝顔市の放送があった頃には、我が家もこのピンク色の朝顔が咲き出して居た。去年咲いた種をとって置いて、5月初旬と中旬と結局2回に分けて蒔いた、まず1回目は去年気に入った花の種をミニポットに、そして2回目はごちゃまぜにして採ってあった種をごちゃまぜにプランター撒いたのだが、1回目のお気に入り種から咲きだした花は皆ピンク、ピンクで一時はがっかりだった。
 一番先に咲き出すのがこのピンクなのか、それとも買って来た種から咲いた花の種はピンクに戻って仕舞うのかは判らない。しかし、その内ポツポツと青や海老茶色、紫系・・・と花の種類が増えて来て、少し胸をなで下ろして居る。

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 この花の名は團十郎と言うことは、その朝顔市の放送で知った。この海老茶色が團十郎の歌舞伎十八番の演目で着た衣装の色に由来するものなのだそうだが、確かに中々味のある色ではある。
 wikipediaには、本来の團十郎は、葉の耳が左右1つずつなのに対し、左右2つずつ(これを蝶葉と言うらしい)で、葉の色は通常の緑色ではなく緑黄色の明るい葉色が、濃茶色の無地の日輪抜けの花と美しいコントラストを成す・・・と書いてあった。果たしてこの花が本来の團十郎?かどうかは判らない。

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 この花の名は判らないが、沢山蒔いた種の中からこんな花を咲かせてくれたのは約一株だけ?だった。派手に見える花だから、あっちこっちで咲いて居ると、飽きてもういいいや!・・・と言うことになるかも知れない。

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 これは暁の海と言う名であるらしい、ピンク系よりは青系の方が涼やかに思える。いっそ今年は、この青系のみの種を取って来年はどんな花が咲くかを見極めようか?と思ったりもする。

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 この花は南海スカイブルー?にも思えるが、この株は確か團十郎?と思って居たから、これから同じ様な花が咲き続けるか否か、この株で暫く見守りたい。
 7月初めはピンクの花ばかりだったが、漸く、8月半ばになった今、結局色とりどりの花が咲いて来たのが嬉しい。

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 グリーンカーテンの中には、この西洋朝顔を混ぜてみた。西洋朝顔の花は小型ではあるが、沢山花を付けて結構長く咲いている。初期には薄めの青、最近は深青?そして赤味が入った青?これが同じ株なのかそれとも違った株なのかは、数株あるので判らない。

 花が萎んで種が出来て居るのを見つけたら、即切って取って株への負担を少なくし出来るだけ花の咲く時期を延そうと思って居る。そしていよいよ種を採るのは9月になって咲いた花から・・・と言うのが今年の目論見なのである。
# by funnpepe | 2014-08-14 12:45 | 花・野鳥 | Comments(0)

那須・殺生石往復サイクリング

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 5:40に出発した、田んぼの奥の雲の合間から、太陽の光が射して居た。この日の天気予報は曇で午後から弱雨となって居たから、少なくとも午前中は自転車を乗り出しても大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせて走った。それにしても、連日暑さが続き少し天気が崩れるとこうも気を揉むのかと、今思い返すと呆れもする。

 国道4号線から県道30号線(矢板那須線)に入り、6:50、22km地点の道の駅「やいた」に到着して、おにぎりを1個食す、釈迦ケ岳、剣ケ峰、枡形山・・・の八方ケ原の山々が見えて居た。前夜まではこの日は、古峯ケ原高原へと登り前日光牧場迄走ろうと思って居た・・・が、午後から雨になった時、輪行に切り替えることもできないのが問題・・・、それに比べ東北線沿いに走り、いざとなれば帰りは黒磯駅から輪行出来る、那須高原を目指そうと目標を変えて出て来たのだった。

 しかし、八方ケ原の山々を眺めて走って居る内に、国道400号線の湯の香ラインで塩原を通り抜け、トンネルで峠越えして上三依に抜ければ、国道121号線で五十里湖、川治・鬼怒川温泉・・と、ずっと家まで下り基調の道になる・・・そっちの方が楽ちんかな?と別のルートも浮かんで来た、黙々と走って居ると雑念が浮かんでは消え浮かんでは消えだった。
 8:20、40km地点の道の駅「しおばら」にとうとう着いて仕舞った、ここで2個目のおにぎりを食べて思案した。やっぱり那須を目指そうとこの時点で決めた。

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 道の駅「湯の香しおばら」から那珂川に架かる那須高原大橋までの区間は、前から自転車で走ってみたい・・・とそもそも思って居た区間でもある、約14kmだったが緑のトンネルの中は、何時の間にか蒸し暑さは無くなって涼しさを感じながら走り、戸田調整池に辿り着いた頃には、もうそろそろこの緑のトンネルも終わりかなあ・・・と道端に停まって、写真に収めた。

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 そして、9:10,54km地点の那須高原大橋に到着した。5月の駅ハイ「新緑の那須高原ウオーク」で次は自転車で走りたい・・・と思って居たが、漸く実現できたと、橋の上から深山ダム方面を眺めた。標高は約500mだったから標高約200mの自宅から約300m登って来た事になる。
 
 先ずは、釣り堀の清流の里、那須フィッシュランドへの坂を登りきると、那須高原に来たなあと言う景色が見えて、自転車を止めて一息ついた、登って来た道を振り返ると、遥か向こうに関東平野が見えるのだった。この日は曇り空だったが、やっぱり涼しい・・・と言った雰囲気が漂って来るのが嬉しい。

 駅ハイの時は那須サファリパークの前を通って、パン工房でパンとラスクを食べて道の駅「那須高原友愛の森」へと下ったが、折角ここまで登って来たのだから・・・との気持ちが沸いて、南が丘牧場の看板が見えたのでそれに従って、せっせと坂を登る。そして南ケ丘牧場まで来るとここまで登ったなら、温泉神社と殺生石まで登らないと勿体無い?と欲が沸く、殺生石は小学校の遠足以来通リ過ぎて居るばかりだし・・・と結局最後は気合で登り切った。

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 10:05、62km地点の那須町観光協会に辿り着き、自転車をサイクルラックに休ませて、温泉神社、殺生石を散策する事にする。殺生石の駐車場はちょっとだけ坂を下らなければならないし、又登り返して来るのも癪に障る、それなら温泉神社を経由して殺生石に行ける筈と微かな記憶を引き出しながら、先ずは温泉神社へと歩き出す。足がガクガク踊って居るのをなだめながらゆっくり歩く。

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 そして温泉神社に参拝し、殺生石へと向かう道を歩くと案外人通りは多かった。九尾(きゅうび)の狐の伝説があって、この殺生石の上を飛ぶ鳥は死んで仕舞う・・・と、小学生の頃先生に聞いた気がする。
 硫化水素、亜硫酸ガス、砒素等が今でも吹き出して居ることによるものなのだろうが、その伝説が素晴らしく壮大であることを、観光協会で貰った案内書に改めて教えて貰った。

 その伝説とは、九尾の狐は大昔に、中国の王の后に姿を変えて、そしてインドに渡って太子の后となって悪行を尽くし、ある日突然姿を消す。そして数百年後、平安時代の鳥羽院に使える玉藻の前として現れる。しかし陰陽師阿部泰成に見破られ、那須野に逃れるのたが、八万余りの軍勢を差し向けられ射止められて毒石と化し、近づく村人や獣、鳥、魚を猛毒を放って殺し続けたとのことだった。そこで、名僧源扇和尚(げんのうおしょう)が、この毒石に迫り大乗教をあげ続けると、やがて石は3つに割れて飛び散り、一つが残ったのを殺生石と呼ぶ様になったのだそうだ。

 そして松尾芭蕉は奥の細道に「石の毒気いまだ滅びず、蝶蜘蛛のたぐひ真砂の色の見えぬ程に重なり死す」「石の香や 夏草赤く 露あつし」と詠んだとも書いてあった。
 殺生石にはヒビが入って居たが、蝶蜘蛛のたぐひ真砂の色の見えぬ程重なり死す・・とはとても思えない?昔は立ち入り禁止の柵など無かったし、殺生石の近くまで行けば若しかしたら、芭蕉が書いたことも納得?なのかもしれないが、真偽の程は判らない。芭蕉が大げさに書いた?と思うと興味が沸く・・・・。

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 この日の最高地点はこの温泉神社で標高950mだった。関東平野が山間に望め、その手前に鹿の湯の小屋が見えて居た。この最高地点から後は標高約200mの自宅に向かって下るのみ・・・だった。
 小屋に赤いロードバイクが置いてあるのが見えた、鹿の湯に入ってから帰る?と一瞬思ったが、下り基調とは言え、やがてせっせとペダルを回すことになるから・・・と、この日は何故か温泉に入ろうとは思わなかった。

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 そして県道17号線(那須高原線)、高低差620m、距離15kmを、那珂川に架かる晩翠橋まで一気に下った(2回程写真をこの写真を撮るのに止まったのは惜しかった?)。温泉神社を10:40に出発し約35分間のサイクリングは、この日最高に気持ち良かった。時間帯的にはこれから那須高原へと向かう登りの車列は長かったが、下りの追い抜いて行く車は偶にしか来ないのも助かった。

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 11:15、77km地点の晩翠橋まで下り切ってから後は平地で、何の変哲もない国道4号線を走るのは退屈?と思って居たが緩い下り坂が続いて居たのか快調に走って、12:40、103km地点の道の駅「やいた」に戻り、農村レストランで蕎麦サラダなるものを食す。茄子の天婦羅、キュウリ、レタスの生野菜混載でボリュームもあって美味かった。

 そして、この日は午後から弱雨との天気予報に反し、未だ雨も降らず先ず先ずだったと思いながら、サイクルスタンドに行って見ると、何と自転車はびっしょり濡れて居る、そして路面にも水溜りが出来ていた。食事をしている間に、激しい雨が降った様だった。若しタイミングがずれて居たら、あわてて飯能ポンチョを出すことになっていただろうからラッキーだった。

 14:00自宅着で復路は快調な走りだった、下り坂に感謝感謝だった、この日の記録は、走行距離127km、平均速度20.8km/h、最高速度42.4km/h、走行時間6:06だった。古峰ケ原ルート、塩原ルートよりも、この日は那須・殺生石ルートにして良かったと思うのだった。
# by funnpepe | 2014-08-10 17:46 | サイクリング | Comments(0)


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